建築科ブログ

2019年11月の記事一覧

木育教室をしました

 

 10月30日と11月20日に建築科3年生の課題研究で青井幼稚園の年長さんと木育教室を行いました(^^)

今回は球磨工生がデザインした本棚を製作しました。夏休みからデザインの打ち合わせや子ども達が使いやすいサイズを調べ、試作を行って準備をしてきました。

 1日目は大きな木の板を丸くするためにのこぎりで木材を切り落としていきました。たくさん切ったので子ども達も「疲れた~」と言いながらも笑顔で頑張ってくれました。その他にも木材をやすりで磨いたり、ステンシル技法を使って卒園製作のプレートを作っていきました。

  
  その後、子ども達が切ってくれた木材を綺麗な丸にしたり、本棚の溝を掘るなどし、組み上がるように微調整を行いました。

 
  2日目は本棚の組立てを行いました。最後に木材をみんなで磨き、インパクトやかなづちを使って組立てていきました。初めて使うインパクトに苦戦しながらもねじが木材に入っていく様子を楽しそうに見てくれていました。最後にキャスターを付けて完成です!!

丸いテーブル型の本棚の完成です(^_^)/

どんな絵本を入れたり、みんなで楽しく読んだりしてくれるか楽しみです♪

 

建設業魅力発見セミナーIN熊本

 11月13日(水)九州竹和会主催のセミナーに建築科1年生が、2つのグループに分かれて、紅蘭亭の工事現場と6ブースの職場体験に参加しました。

まず、はじめに開講講座として九州竹和会についての説明等がありました。

そして、記念撮影をしました。

午前中、建築コースは紅蘭亭の現場見学に、伝統建築コースは職場体験ブースに移動しました。

紅蘭亭の見学では、実際の作業をされている現場を見たり、実物に触れたりして、建築現場を体験しました。

午後は、建築コースと伝統建築コースが交代して体験しました。

体験ブースでは、左官、型枠、鉄筋組立、CAD、鉋削り・組子作成、足場体験などを体験しました。

とても良い経験ができ、今後の進路に役立ちました。

松永孝一氏の特別授業

11月12日(火)、13日(水)に文化財建造物木工主任技術者の松永孝一様をお招きして、「熊本城大工棟梁としての震災後の文化財保存とは・・・」という演題で御講演をいただきました。

最後には、釿(ちょうな)の実演指導も受けました。

工業高等学校生徒研究発表会で熊本大学工学部賞を受賞!

 11月13日(水)に第31回熊本県工業高等学校生徒研究発表会が行われ、建築科3年生の生徒6名が出場しました。この発表会は県内の工業高校が実験実習、調査研究、課題研究等の取り組みを発表するもので各校独自の取り組みや地域の特色が分かる発表会です。

 
  今年度は建築科3年生が「日本遺産 相良700年の歴史「人吉球磨」~地域との協働による観光地域づくり~」という題材でおよそ半年間取り組んできました。人吉球磨地域は歴史的建造物等の地域文化が日本遺産の認定を受け、観光地域づくりに力をいれているなかで自分たちに出来ることはないかと考え、国宝にも指定されている青井阿蘇神社についての調査・研究を行い、観光客へ人吉球磨の魅力を発信していく取り組みを発表しました。

 
結果は……

特別賞(熊本大学工学部賞)を受賞しました!

 
 これまで夜遅くまで丸柱やひかりつけの製作に励んだり、人吉の商工会議所で案内人の方々に説明したり、青井阿蘇神社へ訪問し、観光客の方々へ紹介するなど人吉球磨を盛り上げるために自分たちの専門性をいかしながら何が出来るのか考えてきたのでとても嬉しく感じました。

これまでご協力頂いた青井阿蘇神社、人吉商工会議所の皆様、本当にありがとうございました。これからも、ものづくりを通して地域との関わりを大切にしていきたいと思います!!

 

くまもと型木造伝統構法の実大実験等見学会

11月6日(水)建築科2年生が、くまもと型木造伝統構法の実大実験等の見学会に参加した。

まず、最初に伝統構法で修復した川尻公会堂を見学した。

次に、熊本県林業指導・研修センターにて伝統構法の実大実験を見学した。

最後に、真宗寺の庫裡を見学した。

 

生徒達にとって、とても良い見学会となった。